魂と聞いて皆さんはどういうものをイメージしますか?
ソウル!熱い魂!魂の叫び、魂を込める。
魂にはいろんな言葉があり、人間の状態を表現しています。
上の言葉だけを見ても、それは人間の本質のような、心の中の奥深いところに根付いているそんな気持ちにさせてくれます。
それはわかっているけれど、本当に人間という生き物中に魂と呼ばれるものが入っているのでしょうか。
魂ってなに?
人は肉体の中に魂が宿っており、肉体と魂(意識体)は別だという考え方があります。
魂が存在するという考え方は、肉体が滅びても魂は永遠に生き続けるという考え方です。
魂は、肉体を抜けた後は一度宇宙へ帰り、再び人間として肉体に入り、輪廻転生を繰り返すといいます。
「輪廻転生」素敵な響きです。
しかしこの「輪廻転生」は素敵なものではないのかもしれません。
みなさんはもう一度この地球という惑星で人間をやりたいですか?
善や悪、欲望や悲しみのない世界に行きたいと思いませんか?
地球という惑星は三次元の世界なので、苦しみや悲しみが付きまといます。
物質世界には不自由が多く、その中での人生はとても生きづらく、目的を達成しにくいものです。
しかし経験で得られるものはとても多く、成長するのには適しています。
魂を成長させるために何度も何度も、何千回も輪廻転生を繰り返すのです。
これはあくまでも思想であり、ずっと言われていることや語り継がれていることですが、
実際にそれが本当かどうか証明するすべがありません。
ですが、これだけ多くの人や長い年月言われ続けていることには何らかの意味はあると思います。
魂というものがあり輪廻転生を繰り返しているのであれば、魂に刻み込まれているものだからいつの時代も言われ続けているのだと思います。
肉体から抜けた魂はどうなるの?
死後の魂の世界は、完全に肉体が滅びた後にしかわからないので、この人間界では誰も知る者がいないというのが実情です。
なので、肉体から抜けた魂がどうなるのか確かなことはわかりません。
臨死体験をした人の話や、高次元の意識体とチャネリングをした人の話の共通点を見出すしかないと思っています。
多くの人の話の大部分は一致しています。
肉体から抜けた魂は上へ上へと上昇し、キラキラとしたきれいなトンネルをくぐり、宇宙の果てのように感じるところまでハイスピードで引っ張られる。
そこでは、仲間が待っていますが肉体を持っていないので光のような暖かな意識体が包み込むように待っていてくれるそうです。
魂は肉体から抜けると、感情というものがありません。
感情は肉体についていたものなので、寂しい、悲しい、痛い、苦しいなどの気持ちは一切なく、とても穏やかな心地よい気分になるそうです。
そう思うと少し気持ちが楽になりませんか?
その後、しばらくの時を経てまた人の中に魂が宿るというわけです。輪廻転生をぐるぐると繰り返し魂は成長していくのです。
とはいえ、今存在している私の人生は一度きり。
もっと、めいっぱいためらうことなく人生を楽しみたいなと思います。
天国や地獄はあるのか
そもそも魂には善も悪もありません!と考えられています。
天国や地獄はあるという所説や宗教の説話などはありますが、魂には善や悪がないという事実があるならば、
天国や地獄はどうやって決められるのだろうか。
善と悪は地球上の人間が決めたものであり、魂というエネルギー体にはそのような考え方はないのです。
人を殺めることは悪である。というのも人間として生きていくうえで人間が決めたことだからです。
動物たちはお互いを殺めたりする。
人間は秩序を重んじて生きるからこそ生きていけると考え、人を殺めることは悪であるという法律を作ったのです。
なので、神様がいるというならば、どうしてこんなに不幸なの?という考えも存在しませんし、
神様がいるなら戦争なんて怒らないでしょ?というのも、ありえません。
神様は高次元のエネルギー体なので、もともと善や悪なんて存在しないのです。
よって、天国や地獄はありません。
ただ、神様に好かれる生き方をすれば、よりより人生になることは間違いないですね。
魂は本当に存在するのか
これは人間の目に見えないものであり、死を体験した人にしかわからない。
死を体験すると二度と肉体に戻れないので、この地球上には本当に魂が存在するのかわかっている人はいないということになります。
しかし、臨死体験をした人は少し手前までは見ているため、魂はあるんだ!と実感できているのかもしれません。
魂が存在するかの実験で非常に面白いものがあります。
英国の医師、サム・パルニア(Sam Parnia)は、魂の存在を科学的に実証することを試みました。
パルニアは、天井の近くに一つの板を吊り上げ、その板の上に小さな物体を置きました。
この物体が何であるかは、パルニアしか知りません。
もし亡くなった人の魂が天井まで漂い浮かび上がることができるなら、魂は物体を見ることができる、という仕組みです。パルニアはこの方法で100人の患者に実験を行いました。
そのうち、救急蘇生で生き返った7人が全員、板の上に置いてある物体を正しく認識していたという話です。
これによって、魂は確かに存在し、魂は肉体から離れて漂い、移動していたという。肉体とは別で存在していたと結論付けました。
この話を聞いてどう思いましたか?
私は、意識がなくなっても魂がまだそこにいるのであれば、語りかけてあげたいなと思いました。