京都といえば、どこに行っても観光客でいっぱい……そんなイメージがあります。
でも実は、有名なのに人が少ない穴場もあるんです。
今回訪れたのは、緑に包まれた下鴨神社(正式名称:賀茂御祖神社)。
夏の午後にもかかわらず、境内は驚くほど静かで、神聖な空気をゆったりと味わえました。
参拝のあとは、すぐ近くにある甘味処「茶房いせはん」へ。
小豆たっぷりの贅沢かき氷で、心も体もすっかり涼みに。
「人混みを避けて京都を楽しみたい」そんな人にぴったりのコースです。
人の少ない夏の下鴨神社で感じた、特別な静けさ
京都の観光地の中でも有名な下鴨神社。
京都と言えば、観光客でにぎわっているイメージがありますが、なぜか驚くほど人が少なく、まるで貸し切りのような雰囲気でした。
青空には龍神雲がたなびき、境内に流れる空気はまるで異世界。ゆっくりと歩くほどに、心が落ち着いていく不思議な感覚がありました。
写真からも伝わる人のいなさにびっくり!
下鴨神社といえば、京都の有名観光地。
ところがこの日、境内に足を踏み入れると……本当にびっくり。人が全然いない!
後から見返した写真には、ほとんど他の参拝客が写り込んでいないほど。
朱塗りの鳥居や楼門、緑に包まれた参道など、どこを切り取ってもまるで早朝か閉館後みたいな静けさ。

「京都でここまで空いてることってあるんや…!」と、思わず友達と顔を見合わせて笑ってしまいました。
人の少ないタイミングを狙えば、こんな贅沢な空間で神社を楽しめるんやなあと実感しました。
「賀茂御祖神社」という名前に込められた風格と、龍神雲の出現

下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。
この名前を見ただけでも、どこか由緒正しい厳かさを感じます。
境内には大きな木々が立ち並び、まるで森の中にいるような気分。
実はこのあたり一帯は「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれていて、古代から残る原生林で、縄文時代から残っている森なんです。
この森は、かつて賀茂川と高野川が合流する聖域とされ、「神様が降り立つ場所」=神域として守られてきた土地。
めちゃくちゃ気温が高くてすごく暑いはずなのに、なぜか空気が凛としていて、格の高い神社なんだなぁと思いました。
その日は青空が広がっていて、空には龍のようにたなびく雲が現れました。
まるで神様から歓迎されているような、不思議な感覚にも包まれました。
静けさと神聖さに満ちたこの空間で、ただただ深呼吸。
「京都の神社って、にぎやかだけじゃない。こういう瞬間があるから、好きなんだなぁ」と、しみじみ感じたひとときでした。

茶房いせはんで出会った、人生最高かも?なかき氷
下鴨神社をゆっくり歩いたあとは、すぐ近くにある甘味処「茶房いせはん」へ。
時刻はもう夕方17時ごろでしたが、夏なので明るくて夕方という気分ではありません。
外はとにかく暑くて、車に乗り込んだ私たちは「もう限界!冷たいもの食べたい!」というタイミングでした。
友達が「冷たいもの食べたーい!かき氷食べたい!!」というので、私がGoogle先生に聞いたところ、すぐ近くに茶房いせはんというお店がありました。
「近いし、ここ行く?」ということで、レッツラゴー。
駐車場探すまでもなく、すぐ横にコインパーキングがあってたまたまそこが1台分空いていたので、停めることができました。
お店はこじんまりとしていましたが、もう夕方ということもあってか空席が何個かありました。
この日の注文は、夏の名物のあんみつ氷。
お値段はちょっと張るけれど、その分の価値がありすぎて感動。
とびきりのご褒美スイーツでした。
小豆がどっさり!満足度高すぎる『あんみつ氷』
いせはん名物の「あんみつ氷」、一言で言うと……小豆好きには天国です。

見た目からもう迫力満点。
かき氷の上にはたっぷりの小豆、その上に白玉や寒天、抹茶ゼリー、そしてソフトクリームがのっていて、まるでパフェとかき氷のいいとこ取り。
しかも、小豆が「ちょっと」じゃないんです。
これでもか!ってくらいの量で、最後まで小豆に困らない幸せ
食べごたえも充分で、思わず「夜ご飯いらんかも…」ってつぶやいたほどです。
価格は1,800円とちょっと贅沢やけど、この満足感なら納得。
夏の疲れが吹き飛ぶ、まさにご褒美スイーツでした。
空いてる時間帯や定休日もチェックしておこう
お店に着いたのは夕方17時ごろ。
ちょうどお茶タイムのピークも過ぎていたのか、待ち時間ゼロで入れました。
京都の人気甘味処って、昼間は行列必至なイメージがあるけど、この時間帯は穴場かも。
ちなみに、茶房いせはんは火曜定休なのでご注意を!
公式サイトやSNSで営業情報をチェックしてから行くのがおすすめです。
まとめ|京都でも、こんなに静かな時間があるなんて
「京都=混んでる」というイメージを持っている人は多いかもしれません。
でも今回の旅で感じたのは、有名な場所でも“空いている時間や場所を選べば、静かで心地よい時間がちゃんとあるということ。
下鴨神社は、青空と龍神雲が迎えてくれた神聖な空間。
そして、その余韻のまま立ち寄った茶房いせはんでは、小豆たっぷりのあんみつ氷が疲れた体を優しく癒してくれました。
観光スポットをぎゅうぎゅうに詰め込む旅ではなく、
涼しさと静けさを味わう、ちょっとゆるめの京都旅。
夏の京都をゆっくり楽しみたい方には、ぜひこの場所をおすすめしたいです。