「やっと幸せを感じられたのに、すぐに現実に突き落とされるような出来事が起きる」
そんな経験を、繰り返し感じていませんか?
まるで、幸せを感じることに“許可”が出ていないかのように、
心が揺さぶられたり、急に不安が押し寄せたりする…。
私自身、長いあいだその感覚に苦しんできました。
でもスピリチュアルな視点から見ると、
それはただの「不運」でも「ネガティブな現象」でもないんです。
それは、あなたの魂が次のステージへ進もうとしているサインかもしれません。
心の奥に眠っている「古い思い込み」や「自分を制限している波動」が、
光に照らされて浮かび上がってきているだけなんです。
この記事では、私の体験を交えながら、
「良いことのあとに悪いことが起きる」と感じてしまう理由を、
スピリチュアルな視点でやさしく紐解いていきます。
心が敏感なあなたへ届けたい、波動の整え方と癒しのヒント。
ほんの少し、心がふっと軽くなりますように。
なんでこうなるの?って思う日々
「やっといいことがあった」と思ったのに、
その直後に思いがけないトラブルや、心をざわつかせる出来事が起きる。
まるで、せっかく幸せに近づけたのに、誰かに“元の場所に引き戻される”ような感覚…。
私はこのサイクルを、何度も何度も経験してきました。
「もうあかん…」って座り込んでしまいたくなることもあったし、
「私が喜ぶと、何か悪いことが起きるんじゃないか」って思い込むようにもなっていました。
でも、そんな感情の波は決して偶然ではないんです。
心が揺れたり、浮き沈みを繰り返すのは、魂が目覚めようとしている合図とも言われています。
特に、もともと敏感だったり、スピリチュアルな感受性を持っている人ほど、
目には見えない“エネルギーの揺らぎ”を強く感じ取ってしまうんですよね。
波のように心が動くたび、ふと「なんで私だけ?」と思ってしまうかもしれません。
でも、それはあなたの心が鈍くなっていない証拠。
世界の微細な変化に気づけるほど、優しくて繊細な魂の持ち主なんです。
実はそれ、「心のクセ」かもしれない
何か嬉しいことがあったとき、
「でもこんな幸せ、長くは続かないかもしれない」
「またすぐ何か嫌なことが起きるんじゃないか」
そう思ってしまうのは、もしかしたら心のクセがそうさせているのかもしれません。
私たちはこれまでの人生の中で、
「喜んだあとにガッカリする経験」や「期待したぶん傷ついた出来事」を、
無意識のうちにたくさん積み重ねてきました。
すると、心の奥では「先にガードしておこう」とするようになります。
これは、自分を守るための防衛反応なんです。
スピリチュアルな視点から見ると、
これは「過去世」や「集合意識」の中にある“痛みの記憶”がまだ癒されていない状態とも言えます。
たとえば、
「幸せになると人から嫉妬される」
「調子に乗ると叩かれる」
「いい思いをすると、あとで罰が当たる」
そんな思い込みが、私たちの中にひっそりと息づいていることがあります。
でもそれは、もうとっくに終わった記憶のカケラたち。
あなたが悪いわけじゃないし、ネガティブだからそんな現象を引き寄せてるわけでもありません。
ただ、あなたの魂が、もう一段ステージを上がろうとしている。
その前に「古い思い込みの殻」を脱ぎ捨てようとしてるだけなんです。
大切なのは「気づくこと」から
心がざわざわする時、「また悪いことが起きるかも」と感じてしまう時、私たちはつい、その不安を無かったことにしようとしてしまいます。
「こんなこと思っちゃダメ」
「もっとポジティブに考えなきゃ」
って、自分に言い聞かせるほど、逆に心が苦しくなることってないですか?
でも、スピリチュアルな視点では、
感情は“感じるために生まれてきているといわれます。
喜びも、悲しみも、怒りも、不安も——
どれも「今のあなたの波動」や「潜在意識からのサイン」として、ちゃんと意味があって浮かび上がってきてるんです。
無理に変えようとしなくてもいい。
ただ気づいてあげるだけで、エネルギーは静かに変化を始めます。
気づきは、魂の波動をやさしく整える第一歩です。
ネガティブな思考を否定するのではなく、そっと光を当ててあげるようなイメージです。
そしてもう一つ大切なのは、
「私って、今までちゃんと乗り越えてきたよな」ってポジティブな経験を思い出すこと。
あの時も苦しかった。
でも、ちゃんと立ち上がって、また前を向けるようになった。
そうやって、あなたは何度も過去に小さな奇跡を起こしてきたんです。
だから今回もきっと、大丈夫です。
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いいことが起きたら、素直に喜んでいい
「いいことがあった時、どうして素直に喜べないんだろう」
そんなふうに感じたことはありませんか?
ほんとうは嬉しいはずなのに、心のどこかでブレーキをかけてしまう。
「こんなことで喜んだら、あとで痛い目を見るんじゃないか」
「私が幸せになったら、誰かに悪く思われるかも」
そんな思いがよぎること、ありませんか?
過去の体験や、集合意識の中で受け取ってきた遠慮のエネルギーが影響していることが多いんです。
特に日本では、「謙虚でいること」や「目立たないこと」が美徳とされてきました。
その影響で、「幸せを堂々と受け取る」ことに、どこか罪悪感を持ってしまう人が少なくありません。
でも、本当は
あなたには、幸せを受け取る“資格”なんて必要ないんです。
「受け取ってもいい」と、あなたが決めるだけでいいのです。
宇宙はいつだって、「どうぞ」と差し出してくれているのに、
自分の中の遠慮やブロックが、手を引っ込めさせているだけなんです。
だから、小さな喜びを見つけたら、まずはこう言ってみてください。
「これがずっと続いてもいい」
「私は受け取ってもいい」
「この幸せに、感謝して、ただ味わってもいい」
そうやって、幸せを味わう自分に許可を出してあげることが、あなたの波動をやさしく高め、次の幸せを引き寄せる準備になります。
誰に遠慮することもありません。
わたしの体験
ある日のこと。
娘と一緒に穏やかな時間を過ごして、
「ああ、こういう時間がずっと続けばいいな」って、心から思えた日がありました。
笑い声が響いて、心も身体もふわっと軽くて。
久しぶりに、「今の自分を幸せだ」と感じる瞬間でした。
でもその夜、夫との何気ない会話で、また心ない言葉を投げかけられて、
一瞬で心が冷え込んでしまいました。
実は私は、夫のセリフに何度も何度も傷ついてきました。
でもずっと、「これくらい我慢しなきゃ」「聞き流せばいい」と、自分に言い聞かせてきたんです。
聞こえないふりをして、心を守ってきた。
でもそのとき、ふっと心の中から声が聞こえました。
「もう限界かもしれない。私、このままじゃダメだ」と。
その気づきが、私の中で大きなスイッチを押しました。
「このまま我慢して耐える人生じゃなくて、自分の力で立ちたい」
そう思った私は、ずっと心の片隅にあった夢——
カウンセラーとして、誰かの心に寄り添うことをもう一度目指してみようと、決心しました。
以前取得していたカウンセラーの資格を、今こそ活かそう。
やりたいことで生計を立てて、自分らしく生きていこう。
嫌なことがきっかけではあったけれど、それがなかったら踏み出せなかった一歩でもありました。
スピリチュアルな視点で見ると、
こうした揺さぶりは、魂を目覚めさせるためのサインとも言われます。
つらい出来事の奥には、次のステージへ進むための気づきが隠されていることがある。
あのときの悲しみがあったからこそ、
私は今、未来に希望をもって歩こうとしている。
そう思える今があることに、心から感謝しています。
1. 本音に気づける
日常の中で「我慢してたこと」や「本当は違和感を感じてたこと」に、ハッと気づかせてくれるのが“揺さぶり”の役目だったりします。
たとえば:「なんでこんな言い方されるんやろ」って悲しくなったとき、実はずっと「私は尊重されたい」って気持ちがあったことに気づけたり。
2. 古いパターンを手放すチャンス
同じような感情パターン(たとえば「どうせ私は…」っていう思い)を繰り返してると、魂が「もう卒業していいよ〜」ってサインを送ってくるんです。
それが小さな揺さぶりという形で出てくることがあります。
「あ、また同じ反応してる私がいる」って気づいたとき、そこから違う行動を選べるようになる。=成長のタイミング
3. 本当の望みに近づける
一度感情が揺れることで、「私はどうしたかった?」「どんな未来を選びたい?」って、魂の本音にアクセスしやすくなります。
揺れがあるからこそ、気持ちが研ぎ澄まされて、「私はほんとは、穏やかであたたかい人間関係が欲しい」って願いが浮かび上がってくる。
4. 波動が整い直す
揺れたあとって、「デトックスされたあとのリセット」みたいな感じで、少し波動がすっきりしたり、物の見え方が変わってきたりすることもあるのです。
まるで一度“心の窓”を拭きなおして、景色がクリアになるみたいな感覚
最後に伝えたいこと
もしあなたが今、
「幸せを感じたのに、すぐに嫌なことが起きた」と感じていたり、
「どうせまた悪いことが起きるんじゃないか」と不安になっていたりするなら
どうか、その感情を責めずにいてあげてください。
あなたが繊細で優しいからこそ、エネルギーの揺れを敏感に感じ取ってしまうんです。
そして、その心の揺れは、魂が変化しようとしているサインでもあります。
何か良いことがあったら、「ありがとう」って受け取って、
「この幸せがずっと続いてもいい」と、自分にそっと言ってあげてほしいです。
幸せに遠慮はいらない。
あなたには、その幸せを受け取る十分な価値があるから。
たとえ心が揺れても、あなたの魂はちゃんと、成長しようとしている。
そしてもうひとつ、どうか覚えていてほしいのは、たとえ“幸せのあと”に嫌なことが起こったとしても、それは「不幸の証」ではなく、「未来の幸せへの道の途中」かもしれないということです。
すべての出来事は点で終わるのではなく、糸のようにつながりながら、未来へと続いていきます。
そのつながりの先が、明るい場所でありますように。
一時的な“負の感情”に、あなたの未来を曇らせないでくださいね。
あなたの今の一歩が、きっと本当の幸せに近づくための光になると信じて。